本連盟の目的は、長野県におけるボブスレー・リュージュ・スケルトンのそり競技を統括し、そり競技の普及発展及び競技力向上を図ることであります。しかしながら、元々、そり競技が根付いていなかった長野に、そり競技を普及発展させることは非常に困難な道のりでした。その契機となったのが、長野オリンピック招致とそり競技場「スパイラル」の建設です。

 連盟設立当時、長野県でオリンピック種目であるそり競技「ボブスレー」「リュージュ」がどのようなスポーツであるかを詳しく知るものは、ほとんど皆無で、連盟を立ち上げる前後の時期は、そり競技を知ることから始まりました。

長野オリンピックでは、無事に大会運営を終え、選手強化も4名の選手を輩出することが出来ました。長野オリンピックを経て、スケルトンもオリンピックの正式種目に採用されることになってからは、3競技共に選手数も増え、順調に育成・強化が進められていきました。特にスケルトンではワールドカップチャンピオンを輩出するなど、成績も上がっていきました。しかし、時が経つにつれ、徐々に選手数は減少していきました。2018年のスパイラル休止が決まると、選手数の減少はさらに加速しました。

 現在はリュージュ競技を中心に、日本連盟やSWANプロジェクトと連携して、ジュニア選手の発掘・育成に力を入れており、選手数も増え始めている。北京オリンピックにはSWANプロジェクトを修了した小林誠也選手(男子一人乗り)が初出場し、ここまでの育成・強化の成果を見せてくれました。そこに続くSWANプロジェクト在籍選手や日本連盟の強化指定選手も控えており、今後の活躍を期待しながら、更なる育成・強化体制の整備を進めている。

今後、関係各所との連携をさらに深めながら、オリンピックメダリストの輩出を目指し、ソリ競技の発展・普及に尽力して参ります。

長野県ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟
〒381-0101長野市若穂綿内876
026-247-8440